多摩動物公園のマンホール
東京都日野市程久保7-1-1
多摩動物公園といえば、コアラ。昭和59年(1984)の初来日以来、上野のパンダと東京の東西で人気を二分している。
というのは若い人たちの話。私たちの世代には、やっぱりライオンバスだ。昭和39年(1964)に導入された時には、日本初のサファリ形式の見学施設として話題になった。しかも百獣の王だ。動物園のシンボルマークがライオンなのも当然だろう。
なのに、動物園のマンホールのデザインには(シンボルマークは別として)ライオンがいない。確かにアフリカ園の広い放飼場でシマウマやダチョウと一緒に伸び伸びと遊んでいるキリンは多摩動物公園ならではの見物だし、親子のコアラは仕方がないとしても、なんでトラなんだ?
ところで、ここのマンホールには、一般的な「うすい(雨水)」「おすい(汚水)」のほかに、「こうあつでんき(高圧電気)」「ていあつでんき(低圧電気)」「じゃくでんき(弱電気)」がある。電線を地中化しているためだが、電線にもいろんな種類があるとは知らなかった。