2013年9月18日(水)

インベーダーゲーム

東京都世田谷区三軒茶屋1-35-27

インベーダーゲーム

インベーダーゲーム(Space Invaders)は、昭和53年(1978)にタイトーが発表して一世を風靡したアーケードゲームだ。ファミコン (Family Computer)の登場は5年後の昭和58年(1983)。パチンコは、まだ手打ちの時代だった。

商店街

ゲームセンター(ゲーセン)というものが一般的ではなかった当時、喫茶店のテーブルがことごとくテーブル式のインベーダーゲームに取って代わられ、そこに押しかけた学生や社会人が100円玉を山と積んでゲームに興じる姿が話題になった。東大だったか早稲田だったか、学生が隊列を組んでインベーダーゲームのマネをするパフォーマンスを報じるニュースを見た憶えもある。

このテント看板の店は当時、おそらく喫茶○○をやめてインベーダーゲームだけでいくことにしたのだろう。それだけで商売が成り立つほどの大ブームだったのだ。

1980年にはパックマン(ナムコ)、81年にはドンキーコング(任天堂)と人気ゲームが続々と登場し、アーケードゲームは百花繚乱の時代を迎える。この店がいつまでインベーダーゲームだけで続いたのかわからないが、30年以上経った今も残る看板に何ともいえない懐かしさを感じる。

今は焼鳥屋になったこの店には、昔の思い出を肴に一杯やる年配者たちが集まってくるのだろうか。まさか、まだゲーム機を置いていてマニアが集まる秘密結社みたいになっている、なんてことはないよね。