目黒天空庭園
東京都目黒区大橋1-9-2 大橋ジャンクション
国道246号上の高架を走る首都高速3号渋谷線と山手トンネルで246の地下をくぐる中央環状線をつなぐ大橋ジャンクションは、巨大な4層ループで高低差約70mの立体交差を実現している。その屋上にあるのが目黒天空庭園だ。
「天空の城ラピュタ」と「バビロンの空中庭園」が頭の中でごっちゃになって、夢のような不思議空間を創造していたのだけれど、庭園そのものはごく普通の造り。今年の3月末に開園して半年だから、植物の伸び具合もまだこれからという感じだった。
この庭園の見所は、国立競技場とほぼ同じ広さがあるというジャンクションの上に広がる空だ。
いわゆる展望台にあがると自分より下方の景色にばかり気をとられるけれど、ここは足もとから天頂へと広がる空の広さが素晴らしい。地上9階の高さだから水平方向に視界を遮るビルは少なく、船に乗って海上で見る空のようだ。惜しむらくは、寝っ転がって空を仰げる芝生広場がないのが、ちょっと残念だな。