ヒガンバナ
東京都狛江市西野川4-42
先週、北沢川緑道のヒガンバナを見に行って「量で圧倒するような景色はもういいかな」と書いたら、今週はそんな気分にぴったりの景色を野川で見つけた。
護岸のコンクリートが網目状になっている、その網目を額縁に見立てたかのように、ヒガンバナの花が一輪ずつ並んで咲いている。全体を見れば絵画を並べた展覧会、一箇所だけを切り取ってみれば風流な一輪挿しのようだ。
今日は雨が降ったり止んだりの不安定な空模様。ヒガンバナの花にも水滴がたくさん付いている。これまでの散歩歴を振り返ってみると、なぜか、梅雨時のアジサイよりも秋のヒガンバナの方が雨に濡れていた印象が強い。
そもそも梅雨時は雨が降ったら出かけないが、「男心(女心)と秋の空は変わりやすい」というように、秋晴れと思って出かけると出先で雨に遭う事がままある。その結果、雨に濡れたヒガンバナを見る事が多くなるのかもしれない。
※ その後、雑草に覆われてしまって、額縁の花は見られなくなってしまいました