2013年11月26日(火)

鉄道発祥の地 記念碑

神奈川県横浜市中区桜木町1-1

記念碑

日本で最初の鉄道は新橋−横浜間に開通した、と思っていたのだがそうではないらしい。JR桜木町駅前にある記念碑には、明治5年に横浜−品川間で開通したと記されている。

台座

同年の旧暦5月7日に仮営業で品川まで開通し、その後新橋まで延伸して同9月12日に正式開業となったのだそうだ。

いずれにしても基点は横浜駅(現在の桜木町駅)だったので、「鉄道発祥の地は横浜」ということになるわけだ。

記念碑には当時の駅舎や時刻表などが彫り込まれていて興味深い。台座はSLの動輪をかたどっており、碑の上には汽笛の模型がついている。側面の柱は開業当時のレールを再利用しているそうだ。

碑は、桜木町駅から南へ100mほど離れた、国道16号に架かる陸橋の下にひっそりと建っている。東横線桜木町駅の解体工事などで駅の周りは雑然としており、この周りもお世辞にも良いとは言いがたい雰囲気が漂っている。旧駅舎が再現されて脚光を浴びる新橋駅に対して、こちらは訪れる人も少なくなんとも寂しそうな風情だ。

碑 文 | 移設の説明板