2014年1月26日(日)

代沢阿川家の門

東京都世田谷代沢3-9-16

門前

世田谷の住宅地を走っていると、思いがけない建物に出会うことがある。たとえば成城あたりで豪邸を見る、ということももちろんその中に含まれるけれど、「おぉ!」と思うのは、写真のような歴史を感じさせる建物にあった時だ。

赤門

浅草のように歴史的な建物が集まっている地域や、時が止まったような地方の集落で見るのは何ともないが、ピカピカのプレファブ住宅が集まる現代の町に古い名主の家が残っていたりするとビックリする。それが世田谷の不思議なところだ。

世田谷百景に選定された昭和59年(1984)当時には趣のある母屋が残されていたようだが、現代は建て替わっていて門だけが残されている。しかも赤門。

ここは東大の駒場キャンパスからほど近い閑静な住宅地の一角。受験生や教養学部の新入生が、本郷の赤門にあやかってお参りに来る?なんて話はないのかな。

せたがや百景の解説