2014年2月22日(土)

宏善寺のシダレ梅

東京都町田市本町田3409

シダレ梅

梅は地味な木だと思ってきた。

梅の木を描く時には、黒々と幹と枝を描いてぽつりぽつりと小さな花を散らす。寒空の下、春を待ちわびて控えめに花を開く、侘び寂の世界が似合う木だと思っていた。

正面

ところが、このシダレ梅はそんなイメージを吹き飛ばして絢爛豪華に咲いている。そのふくよかなボリューム感が素晴らしい。たくさんの花が集まった梅林の景色を、たった一本の木で体現している。

最近は桜にお株を奪われているけれど、万葉の時代には花見と言えば梅。真っ先に春を告げる花として尊ばれてきた。

春だ、春だ、おーい、春だぞぉー。そんな声が聞こえてくるようだ。