馬事公苑の桜
東京都世田谷区上用賀2-1-1
午年なので今年の花見は馬事公苑にした。…というのは後から考えたこじつけ。会社帰りに蛇崩緑道の桜を見ながら走ってきたら馬事公苑の横に出たので寄ってみた、というのが真相だ。
桜の名所と聞いていたのだが、正門から入ってすぐにはほとんど桜が見えずに拍子抜け。入って左手のふれあい広場にある数本の桜の下で、子供連れやお年寄りのグループがお花見をしている。いやいやこれっぽっちのはずはないと奥へ進んでいくと、あったあった、一番奥の放牧場一面が桜の園になっていた。
馬場のまわりはソメイヨシノ、その奥には日本庭園があって池のまわりでシダレザクラがピンクの花を揺らしていた。
花見の宴を開くような広場はないけれど、馬が歩けるように柔らかい砂が敷き詰められた走路を歩いて回るのがオススメだ。目に美しく、足に優しい散策が気持ちいい。心の底からホッとして優しい気持ちになってくる。
なんだか幸せ。そんな風に思ったお花見は初めてだ。
(参考)2014年の東京の桜開花宣言は、3月25日でした。