2014年4月25日(金)

「仲間と」

東京都墨田区八広4-3-4(八広中央通り道路緑地)

スカイツリー

たまたま通りかかった道沿いに自転車を牽いた二人をみつけた。背の高い方はTシャツの胸に"RYO"、もう一方は"GEN"と書かれている。その場では作品名がわからなかったが、帰って調べてみると「仲間と」と題された墨田区のまちかどアートだった。作者は池田宗弘。

仲間と

ツーリングの途中なのだろう。リアに振分けのパニアバッグをつけ、GENは丸めた毛布のようなものを積んでいる。

最初は、向かい合っているので旅先での出会いの場面かと思った。町から出られずに悶々としている少女(と思ったが少年だった)と風来坊の出会い。西部劇や股旅物に描かれるような場面を想像したのだが、自転車が同じ方向を向いているので一緒に走っている仲間なのかもしれない。

気弱そうなRYOに対して、前髪を立てたGENは怒っているようにも見える。あるいは、ツーリングを打ち切りたいRYOを置いてGENが旅立つ別れの場面なのだろうか。

わたしは右側から自転車に乗ることができない。だから、この立ち位置では、RYOにこれから走り出そうという意志が感じられず、こういう想像になってしまう。

みなさんはどう思いますか。