2014年8月16日(土)

仙台堀川公園

東京都江東区北砂6-19-21先から東陽6-6-6

尾高橋

隅田川から荒川方面へ小名木川沿いを走っていくのだが、「塩の道」と名づけられた遊歩道は自転車通行禁止。つまらないので、クローバー橋を渡らずに南へ折れて、横十間川親水公園に入った。ここから連結する仙台堀川公園を経由して旧中川側の河口近くまで、コの字型に小名木川をバイパスできる。

児童公園

横十間川親水公園の南端付近で交差する仙台堀川公園の西側部分が本来の仙台堀川。これから進んでいく東側は、元は砂町運河だった。

砂町運河は「大正六年の大津波」の名で伝えられる大正6年(1917)9月30日の台風による高潮水害により大きなダメージを受けた砂町地区の復興と工業振興のために開削された新しい川だ。

この水害では東京湾岸の各地域が大きな被害を受けた。この頃まで塩の生産を行っていた千葉県行徳の塩田は壊滅的な状態となり、その長い歴史に幕を閉じる契機になったという。小名木川の遊歩道が「塩の道」というのは、小名木川の水運が行徳の塩を江戸へ運ぶ重要な役割を担っていたことを記憶に留めておきたいという思いから命名されたものだ。

遊歩道沿いにたくさんの桜の木が並んでいる。春になったらまた来てみたい。

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