萩のトンネル
神奈川県川崎市多摩区宿河原6-14-1 川崎市緑化センター
緑化センターの萩のトンネルが見頃になっている。トンネルの下は五ヶ村堀の跡で、蓋をされた水路は宿河原用水の上で顔を出し、立体交差で用水を横切っていく。
最初に「萩のトンネル」というものが考案されたのはいつ頃のことなのだろう。通路の三方から、細かい花の付いた枝をシャワーを浴びせるかのように伸ばす萩の姿には、えもいわれぬ趣がある。その小さい花は、時にはらりはらりと散って本当のシャワーになる。
緑化センターのトンネルの、宿河原用水川の出口付近は萩よりもヒガンバナが元気で、主役を奪い取ってしまった感じだ。秋を代表する花の競演が楽しめる、素敵なトンネルだった。