水際の散歩道
東京都世田谷区南烏山5-36 〜 粕谷3-32
「水無川」と聞くと、学生時代に沢登りに通った丹沢の水無川を思い浮かべる。ちゃんと水が流れているのになんで水無川というのかと不思議に思っていたのだが、季節によって水量が安定しなかったり、地形の関係で伏流水になるような川を水無川と呼ぶ例は日本全国にあるようだ。
京王線千歳烏山駅南西側の駐輪場脇からはじまる「水際の散歩道」は、烏山川支流の水無川の跡に造られた遊歩道だ。正直言ってあまり見所のない地味な散歩道ではあるけれど、ポツポツと咲く季節の花を見ながら芦花公園近くまで行けるので、公園を訪ねるアプローチの一つとして穴場コースと言えるかもしれない。
「水際の〜」という命名に反して、暗渠化された川の上を行く道沿いに水流はない。途の中ほど、粕谷区民センターの脇に箱庭程度に水流が再現され、水無川のいわれと歴史についての説明板が立っている。
自転車通行可だが、道が狭いので歩行者に気をつけて走ろう。