ツール・ド・三陸
岩手県陸前高田市
二回目の三陸。三陸鉄道に乗って宮古から久慈を目指した前回に続いて、今年は自転車で陸前高田を走った。このイベントは今年がすでに3年目。もっと早く気づいていればよかった。
事前の予報では雨。昨日もしっかり降った。スタート会場の高田第一中学校仮設グラウンドはグチャグチャにぬかるんでいて、自転車どころか歩くこともままならない。でも、天気は見事に晴れた。誰か強力な晴れ男・晴れ女がいたに違いない。
主催者発表の参加者は1,020人。十数人ずつのグループで順次スタートするものの、それぞれペースが違うのでじきにバラバラになってしまう。レースではないので、写真を撮りながら気ままに走ることにした。
山が海に沈んだような三陸の地形だから、海岸沿いのコースとはいってもアップダウンが頻繁にある。山道に慣れていないロードの方を武蔵野・多摩バイクで追い越すとちょっと気持ちがいい。ダウンヒルも快適だ。まだ復興の進んでいないところも多いけれど、道は問題なく整備されていて、50km弱のコースを楽しく走ることができた。
スタート/ゴール会場のグラウンドでは陸前高田市産業まつりが開催されていた。ここは陸前高田の地酒酔仙の本社工場跡地だという。会場では大船渡の新工場で再出発した酔仙も販売されている。あの時失われたものが、こうして復興した姿を見るのはうれしいことだ。おみやげに買って帰った一本は、あっと言う間になくなってしまった。