2014年11月7日(金)

瀬戸内海

香川県香川郡直島町周辺

漁船

瀬戸内海にはたくさんの船が航行している。瀬戸大橋などの連絡橋ができた今も運行する本四連絡船を始め、散在する島を結ぶ渡船や観光船、貨物船など種類もさまざま。もちろん漁船も活躍している。

大槌島

わたしは船が好きだ。車や列車と違って日頃見慣れていないから、景色の中にその姿が現れるだけでうれしくなる。形も大きさもさまざまで見ていて飽きることがない。海を渡る船に、見ず知らずの土地を訪ねたい思いを重ねて、いつまでもその姿を追ってしまう。船に乗ることができれば、それがどんなに小さくて乗船時間の短い連絡船でも、ワクワクが止まらなくなって困るほどだ。

船は好きだけれど、同時に恐ろしくもある。

犬島に渡る船から小さな漁船を見つけた。船室もない数人乗りの小型ボートだ。大きな波が来たらひっくり返らないだろうか。エンジントラブルで漂流することはないのだろうか。万が一のことがあっても、海は広くて最寄りの陸地まではとても泳げそうにないぞ。「板子一枚下は地獄」と言うではないか。そんなことを考えると、震えが止まらなくなってしまうのだ。