2014年11月2日(日)

民間医療用多目的ヘリコプター

岩手県陸前高田市広田町字黒崎10番地

操縦席

Aid Stationに自転車イベントには場違いなヘリコプターが駐機していた。気仙沼に事務所を置く特定非営利活動法人All Round Helicopter(ARH)の民間医療用多目的ヘリコプターが、大会の救護支援と広報活動のために来ていたのだ。

展示

ユーロコプターAS350Bという機種で、6人乗り。震災の影響で医療過疎化が進む宮城県北・岩手県南沿岸及びその近隣地域において、現行の医療搬送手段を補完する形で活動をしているのだという。

ARHのHPによれば、震災前の2010年時点でも、30分以内に救命救急センターにアクセス可能な人口の割合は、仙台医療圏の98.7%に対して気仙沼医療圏では1.3%しかないのだという。東京に暮らすわたしには想像を絶する数字だ。

40年近く前の山岳部時代、遭難して救助にヘリコプターを呼ぶと1回に50万円かかると言われていたことを思い出す。もらった資料に寄れば、気仙沼から仙台までヘリコプターで約30分。燃料代は約2万円だそうだ。これに加えて操縦士の人件費や日々の維持費が必要だから、今でもヘリコプターを飛ばす負担が大きいことに変わりはない。

それでも緊急時にはヘリコプターに頼らざるを得ないきびしい現実がここにある。

今まで、ぼんやりと知ってはいたけれど、理解はしていなかったかもしれない。それを、はっきりと再認識するきっかけになる出会いだった。遠くで新聞やTVを見ているだけではダメなのだと、改めて思った。

特定非営利活動法人All Round HelicopterのHP