2015年3月4日(水)

コイコリン

東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター

のんき

銀座のど真ん中、銀座四丁目交差点の角に招きネコが鎮座している。ところがこの猫、日本一の商店街の招きネコだというのに小判を持っていない。商売繁盛ではなく、恋を招くのがお務めらしい。

ごろべえ

カラオケデュエットの定番「銀座の恋の物語」の発売が昭和36年(1961)。翌年映画化されて、その翌年にこの猫が誕生したのだが、その当時から「恋の招きネコ」と言われていたかどうかはちょっと怪しい。

誕生してから半世紀。撫でれば恋が叶うと言われている割には、それほどツルツルになっていないので、最近、そういうことになったのかもしれない。あるいは、お決まりの招きポーズをしていないので、信頼されていないのか。

それにしても頼りない顔つきだ。こう言っては作者に失礼だが、目鼻立ちがぼんやりとして、子どもの落書きのように見える。

「ホントに大丈夫なのかい。頼むよ。しっかりしてくれよ。」 そう言いながら、のんきのお腹を撫でてきた。

※ 三愛ドリームセンターは2023年3月から解体が始まり、2027年の竣工を目指して建て替えることが発表されました。

説 明 板