2015年3月28日(土)

明見院のしだれ桜

埼玉県川越市大字今福677

正面

喜多院、中院、明見院は、川越のしだれ桜御三家と言えるだろうか。同じ時期に揃って咲くので、一度に見られればずいぶんと贅沢な気分が味わえるのだが、実はこれがちょっと難しい。

墓地から

川越観光の中心エリアに隣り合う喜多院、中院に対して、明見院だけが離れたところにあって、交通の便があまりよくないのだ。しかも一本桜だから華やかさでは分が悪い。だから訪れる人は少ないけれど、その分、静かに落ち着いて桜を堪能できるのがうれしい。川越観光の隠れた名所と言えるかもしれない。

自転車乗りにとっては、少し離れている方が走る楽しみがあっていいとも言える。

樹齢二百年以上という樹は堂々として、一本でも十分に存在感を感じさせる。数人ずつではあるけれど、次から次へと桜を見に来る人は絶えることがなかった。

(参考)2015年の東京の桜開花宣言は3月23日、埼玉(大宮)は3月26日でした。

しだれ桜の由来