2015年3月28日(土)

野火止用水のコブシ並木と菜の花

埼玉県新座市西堀2-20-18 付近

菜の花

まだ葉を落として茶色いままの雑木林に、ひときわ鮮やかな白い花をつけたコブシの木が映える。春を待つ心を表現するのにピッタリの風景だ。

コブシ

手前の空き地には菜の花の黄色い絨毯。振り返ると、野火止用水に沿って並んだコブシの木が春が来たよ〜と歌っている。

ここまで走ってくる途中に、ほころび始めた桜(ソメイヨシノ)の木をいくつも見てきた。もう2、3日もしないうちに満開になって、みんなの目を楽しませてくれることだろう。

桜に主役を奪われてしまうまでのひととき、前座というには申し訳ない豪華メンバーが春の歌を謳歌する。コブシ、モクレン、モモ、ツバキ、カタクリ、ミツマタ、サンシュユ、ナノハナ、蝶や鳥たちも元気に飛び回る。

派手派手しくにぎやかなハリウッドスターに対して、じわじわと心に沁みてくるヨーロッパ映画の俳優のような、そんな花々を見ながら走る今の時期のポタリングがわたしは好きだ。