森繁通り
東京都世田谷区船橋1-10 〜 16(千歳船橋商店街)
「モリシゲ」といえば森重真人。今の人は、Jリーグ・FC東京のセンターバック、日本代表にも選ばれたサッカー選手を思い浮かべるのかな。
いやいや、やっぱり森繁久彌でしょう。
とはいえ、世代によっていろいろな森繁像がありそうだ。
映画「社長シリーズ」「駅前シリーズ」での喜劇役者の演技。思い入れたっぷりな「知床旅情」の歌声。「屋根の上のヴァイオリン弾き」の豊かに髭をたくわえた顔を思い浮かべる人もいるだろう。
その森繁の名を冠した通りが千歳船橋にある。近くに彼の邸宅があったことから、駅前から真っ直ぐ北に延びる商店街の道が彼が亡くなった翌年の2010年に「森繁通り」と命名された。「屋根の上のヴァイオリン弾き」の舞台で彼が演じたテヴィエ像も駅前に設置され、「駅前」シリーズとは別の顔で道行く人を見守っている。
わたしにとっての森繁は知床旅情の人なので、この像よりは通り名のプレートに描かれた似顔絵の方に愛着があるかな。
みなさんもそれぞれの森繁像を胸にこの通りを散策してみてはいかがですか。