2015年4月27日(月)

根津教会

東京都文京区根津1-19-6

尖塔

いつ書いたかわからないわたしの「行きたいところリスト」に「根津教会(旧亀井伯爵邸)」とある。伯爵家ならさぞかし風情のある建物だろうと、近くを通ったついでに寄ってみたのだけれど、尖塔のある佇まいはどう見ても教会そのもの。伯爵邸とは思えない。

会堂

教会の資料に寄れば、「米国の福音派系の教団によって、1919(大正8)年に「本郷福音教会」として建てられた」とされている。伯爵の「は」の字もないのに、WEBを検索してみると「伯爵邸」とするHPがいくつも見つかった。先のメモもそれを参照したらしいのだが、どこで取り違えたものだろうか。

下見板張りの外観に赤い屋根の尖塔が付いた、アメリカの小さな田舎町に建っていそうなほのぼのとした建物だ。会堂の尖頭アーチ窓が西洋建築らしさを特徴付けている。塔屋の丸窓がかわいらしい。

歴史の割にきれいな外観だと思ったら、2009年に大規模な再生工事をしたそうだ。前回(2006)根津神社に来た時に立ち寄っていたら改修前のオリジナルの姿が見られた、と思うと残念だ。