江戸川公園の藤棚
東京都文京区関口2-1
公園に藤棚はつきものだ。いい具合に日を遮り、かといって真っ暗にもならず風通しもいい。花が咲けば甘い香りを振りまき、その後も豊かな緑が目に優しい。
だから、公園で藤棚を見るたびに写真を撮っていたらきりがない、と思うのだが、やっぱり花が咲いていれば気になるものだ。
神田川に沿った江戸川公園には大きな藤棚がある。自由人たちが寝泊まりしないようにしているのか、ベンチやテーブルの用意がなく、しかも、桜やその他の樹木がつくる緑陰があるので藤棚の下はさらに暗くなってしまって、休憩するのにはあまり居心地がよくないのが残念だ。
今日のポタリングのスタートは浅草のフジだった。一通り見たいものは見て、あとは走り慣れた道を帰るだけと思って神田川沿いの道に入ったのだが、そこでこの藤棚に出会えていい締めくくりになった。