2015年6月2日(火)

自転車ゆりーと像

東京都西多摩郡奥多摩町原5 奥多摩水と緑のふれあい館前

自転車ゆりーと像

「何か雰囲気が違うな」と思ったら、このゆりーと君、マジだ。檜原村にある3体はヘルメットに小鳥を乗せていたり、リスやカタツムリと遊んでいたりするのだが、このユリート像はただ一人前を向いて懸命に走っている。

ゆりーと

彼は八王子市役所前からここまで、風張峠経由の101.1kmを2時間35分22秒(スポーツ祭東京2013 自転車競技(ロード・レース)優勝タイム)で走り抜けてきたのだ。

ついさっき、奥多摩湖畔で二人組のローディーにすれ違った。これから風張峠に登って五日市に行くのだろうか。この時間に逆向きに走っているなんてわたしには想像もできないけれど、ゆりーと君のこのマジ顔はそういう走りをする人の顔だ。

塩山から柳沢峠越えの山道を走ってきて、ここまで来ればもうよく知った道。楽勝だよ、と思って、あれ? 走行距離ではまだ半分も走っていない事に気がついた。まだ70km近くを残して余裕を見せられるなんて、ゆりーと君ほどではないけれど、わたしも成長したものだ。

スポーツ祭東京2013 奥多摩町実行委員会の説明板