2015年6月22日(月)

川崎港海底トンネル

神奈川県川崎市川崎区千鳥町6(ちどり公園)〜東扇島15地先(東扇島北公園)

人道トンネル

わざわざ「自転車及び歩行者専用」の道路標識の自転車部分が青く塗りつぶして消されている。だったら最初から「歩行者専用」の標識にすれば良さそうなものだが、開通当初は自転車も進行可だったのか。嫌がらせとしか思えない不可解な標識だ。

入口

そもそも、駅から遠く人も住んでいない埋立地に歩いて渡る人がいるとは思えない。仕事の人はもちろん、遊びに行く人も車かバスを使うだろう。この人道トンネルは自転車のためにこそあると言っても過言ではないと思うのだが、世の中は自転車に冷たい。

「走行」は禁止だが「通行」は許されているので、自転車から降りて牽いていく。全長1km。前後の階段も含めて、閉所恐怖症の気のあるわたしにはかなりの試練だ。

地下水が染み出ているのか、流れ込んだ雨水か、路面が濡れている。空気はひんやりとして肌寒いぐらいだ。壁の向こう側を走るトラックの低い唸り声と、呪文のようにくり返される「自転車は降りて通行して下さい」のアナウンスが、薄暗い無人のトンネルに不気味に響いている。

わたしがこれまでに見た夢の中で一番恐ろしかったのは、逃げ場のない真っ直ぐな地下道を、銃を撃ちながら追いかけてくる追っ手から逃げるというものだった。隠れるところも、追っ手を撒く曲がり角もない道をただひたすら走る。その恐怖を思い出して身震いがした。