2015年7月10日(金)

中央防波堤内側埋立地

東京港 (視察船「新東京丸」より)

海の森

ごみの処分場(埋立地)と言えば「夢の島」と思ってきたけれど、その夢の島(14号埋立地)は遙か昔の昭和42年(1967)に埋め立てを終了しており、今は熱帯植物館などのある夢の島公園となって都民に憩いの場を提供している。

新江東清掃工場

埋立事業は、その沖合いの15号埋立地(若洲海浜公園など)、中央防波堤内側埋立地と続き、現在は中央防波堤外側埋立地および新海面処分場でごみの処分が行われている。

映画やドラマなどで見る埋立地は、ごみがそのまま放置されていて大型の家電製品や車のスクラップなどが廃墟のように散乱する中をゴミ袋がふわふわと舞っている、というイメージがあるが、視察船から見た中央防波堤内側埋立地は緑の草木に覆われた自然の島のような景色だった。

ごみはまず清掃工場に運ばれ、不燃ゴミは破砕し、可燃ゴミは焼却して埋め立てやすい形状にされる。それを埋立地に撒き、厚さ3mのゴミに対して50cmの土を被せて層状に重ねていくサンドイッチ工法という方法で埋め立てられていくのだそうだ。

緑豊かな島に見えたのは、現在建設が進められている「海の森」の予定地だ。完成の暁にはポタリングに行きたいところだけれど、東京ゲートブリッジをは自転車で渡れるようになるだろうか。