2015年7月10日(金)

ガントリークレーン

東京港 (視察船「新東京丸」より)

大井埠頭

「貨物の99.7%は船便。国際標準規格のコンテナを使用することで、大量の貨物を効率良く輸送することが可能になっているのです。東京港のコンテナ取扱量は、二位以下の横浜港、名古屋港などを大きく引き離して日本一です。」

青海埠頭

説明員の方の弁に熱がこもる。これが言いたいためだけに視察船を無料で運航しているのではないかと思われるほどだ。

コンテナ埠頭でコンテナの積み卸し(荷役)に活躍するのがガントリークレーン。ブームと呼ばれる鉄橋を埠頭から貨物船の上に差し渡し、そのブームの上を移動するクレーンで荷役を行う。

荷役を行わない時には、船の運航の邪魔にならないようブームを垂直に立てている。その姿がキリンに似ているとよく言われるが、東京港のキリンは首をかしげて、どちらかと言えばオカピか足長のオオアリクイ(そんなのいるか?)のように見えてかわいらしい。羽田空港に離着陸する航空機に配慮して先が折ってあるのだそうだ。

東京湾に海底トンネルが多いのも、同じ理由で橋を架けられないからだと聞いたが、橋やクレーンを邪魔者扱いするほど低空を飛んでる飛行機なんて見たこと無いぞ。