橘 丸
大島・岡田港 - 東京・竹芝埠頭
帰りも岡田港発になった。夏の間は、東京〜大島〜神津島航路のさるびあ丸のほかに、東京〜三宅島〜八丈島航路の橘丸（5,681t）が帰路（東京行き）のみ大島に寄港してくれる。さるびあ丸より遅い16：20発なので、島での滞在時間に余裕が持ててうれしい。
始発ではないので、自転車の積み込みにもたもたしていたらあっと言う間に出港してしまった。見送りに来てくれた人がいるわけではないけれど、甲板から見る出港風景を楽しみにしていたので残念だ。
甲板をうろうろしていたら、救命ボートにしてはハイスペックなモーターボートが装備されているのを見つけた。「救命いかだ支援艇」というらしい。万が一の場合、救命ボートすべてに船員が乗るわけにはいかないので、このボートで救命ボートのまわりを走り回って支援するのだそうだ。
実際の救命ボートは、甲板に並んでいたドラム缶のような形をしたコンテナに格納されている。「膨張式救命いかだ」といって、非常時にコンテナを海に投下すると自動的に中に入っているボートが脹らむ仕組みだ。
竹芝着は20：45。横須賀沖あたりで日が沈み、夕焼けから夜景まで東京湾の景色を堪能して帰ってきた。