2015年9月12日(土)

BRT(Bus Rapid Transit)

JR気仙沼線・大船渡線

BRTバス

踏切の遮断機が、線路を遮断する向きに設置されている。「線路への立ち入りを禁じる」という意味では同じなのだが、本来の「線路の横断を禁じるため」ではなく、「線路上の通行を禁じるため」だ。

踏切

津波の被害を受けて列車の営業が休止されているJR気仙沼線と大船渡線の不通区間には、代行バスによるBRT(バス高速輸送システム)が運行されている。

大船渡線の気仙沼 - 鹿折唐桑間は、レールを撤去した線路跡をバスが走るため、一般道からBRT専用道への侵入を防ぐために踏切の遮断機が通常とは異なる向きに設置されているのだ。

気仙沼線の大谷海岸駅では、タイミングよくBRTの車両の写真を撮ることが出来た。と言っても狙っていたわけではなく、ゆるキャラ(むすび丸)の絵が全面に描かれた派手なバスが来たなぁ、と思ったらBRTだったのだ。この区間は一般道を共用しているので、知らなければただのバス路線でしかない。

これで使えるなら無理に鉄道を復活させなくてもBRTのままで良いじゃないか、という人もいるようだが、あくまで鉄路の復活を望む声もあり、今も議論は続いている。

ところで、BRTって輪行できるのかな。自転車乗りにはそこが問題だ。