稲 田
宮城県石巻市大森付近
最後のエイドステーションを過ぎると、コースは北上川沿いを走り、古川橋の手前で県道33号線に折れてゴールの石巻専修大学を目ざす。今までとは打って変わって平坦な道に足どりも軽くなる。
コースの両側に開けた田んぼは金色に色づき収穫の時期を迎えている。米どころ宮城県の中でも、石巻市はササニシキの生産量が全国1位なのだそうだ。
かつてはコシヒカリと人気を二分したほどの品種だが、冷害に弱いため最近は生産量が落ちているという。そう言われてみれば最近のお米売り場には「ひとめぼれ」「あきたこまち」「はえぬき」「ななつぼし」などさまざまな銘柄米が並んでいて、時にはコシヒカリでさえも影が薄く見えるほどだ。
わたしは特にお米の銘柄にはこだわらないけれど、なんの品種であれ、こうして豊かに実った田んぼの景色を見ると幸せな気分が満ちてくる。やっぱり日本はお米の国だよね。
今日はたくさん走ってお腹もペコペコ。ご飯がおいしいだろうな。