2015年9月13日(日)

神割崎キャンプ場応急仮設住宅

宮城県本吉郡南三陸町戸倉寺浜65-4

コスモス

神割崎のエイドステーションに近づくと、前方でにぎやかなお囃子が聞こえる。獅子舞を踊っているように見えるのは、地元の郷土芸能、行山流水戸辺鹿子躍(ぎょうざんりゅうみとべししおどり)だ。これは良いタイミングで到着したと思いきや、もっと先へ行けと誘導された。複数のコースが合流するので、コース毎に別の休憩場所が設けられているらしい。

あれあれ

坂を下った所で大勢の人に声を掛けられたのでそこがエイドステーションかと思ったら、もう一回坂を登って上へ行けと言う。その応援の人たちの後ろに、仮設住宅が並んでいた。

実は、現地ではそれが仮設住宅だとは気付かなかった。町から遠い公園のキャンプ場に、まさか人が住んでいるなんて思いも寄らなかったのだ。

震災からもう4年半になる。住んでいる方は、テント暮らしではないけれど、まさかキャンプ場にそんなに長居をすることになるとは思っても見なかったことだろう。遊びに来るには良いかもしれないが、生活を営むにはどんなもんだろうか。コミュニティーとしても、規模も小さく、ちょっと寂しいかも知れない。

被災地のみなさんが元の暮らしに戻れるように一日も早い復興を祈っている、と書きながら、もう何度この言葉を繰り返しただろうかと、少し虚しい気分になった。