八日町公園ドラゴンパーク
宮城県気仙沼市八日町1-4
気仙沼駅からツール・ド・東北の受付会場へ向かう途中、気になる公園を見つけた。ハリーポッターの世界に誘うような、あるいはムーミン谷の入口のような、まわりとは明らかに違う雰囲気が漂っている。
モザイクタイルがちりばめられた様子はガウディ風でもある。瓦が埋めこまれた園路の模様や手摺りの曲がった階段も不思議な感じだ。
公園奥のどん詰まりに、赤い眼をギラギラと光らせた怪しい生きものが埋まっていた。わたしには映画「となりのトトロ」に出てくるネコバスの顔に見えるのだが、おそらくこれが公園の名前になったドラゴンなのだろう。ここを頂点とする、細長い公園全体が龍の体なのかも知れない。
公園入口に設置された案内板に寄れば、ここは江戸時代の御会所(代官所)の跡なのだという。すぐ隣に気仙沼市役所があるということは、昔からこの辺が気仙沼の中心だったのだろう。そんな重要な場所に眠る龍ならば、必ずやその大きな力を発揮して、町の復興に役立ってくれるに違いない。頼むぜ、ドラゴン!