駒沢通りのイチョウ並木
東京都世田谷区駒沢公園1-1(駒沢オリンピック公園)
ぼんやりしていた間に、もう12月も1/3が過ぎてしまった。今年は紅葉狩りサイクリングに行ってないなぁ。というか、巷の噂では今年の紅葉は例年より遅いか色づきが悪いという評判だ。
駒沢公園前、駒沢通りのイチョウ並木はちょっと盛りを過ぎたぐらいかな。でも、まだまだ見事な黄金の並木道を楽しめる。
歩道橋から見る車道の両側四列のイチョウ並木は壮観だけれど、雰囲気は歩道を歩いて見る方が断然いい。
年月を経て、両側のイチョウが互いの枝がぶつかるぐらいに成長した、そのトンネルを歩く気分はちょっとロマンチック。足元の落ち葉が少なくて落ち葉を蹴散らしながら歩きたい子供は不満げだけれど、お父さんとお母さんはほどよく黄金色に染まった道に昔の素敵な時間を思い出しているみたいだ。けたたましくお喋りをしながら来る三人組のおばさんも、イチョウ並木は気になっている様子。無言で走り去る自転車の女性は、イチョウの輝きの向こうに思いを寄せる人の姿を思い浮かべたんじゃないかな。
並木道を通り過ぎていく人々を見て、様々な思いがわたしの頭に去来する。もの思う秋は妄想の季節(?)、なのかな。