2015年12月15日(火)

平町大蔵院のイチョウ

東京都八王子市平町253番地

大イチョウ

日野用水の上流端、取水堰付近に広がる平町の集落には、加住丘陵の北端部と多摩川に挟まれて周囲から隔絶された秘境のような雰囲気が漂っている。そんなことを言うと住んでいる方に怒られそうだけれど、用水に沿って走ってきた道が宇津木台団地に向かって丘陵を登っていく手前で脇道に入り、八高線をくぐった先で急に音が消えたように感じるその落差にはいつもハッとさせられる。

火の見櫓

その雰囲気を象徴するかのように建っている火の見櫓から山の方を見ると、二階建ての屋根の上に飛び出した黄色い頭が見えた。樹齢500年といわれる大イチョウだ。

「大蔵院のイチョウ」と呼ばれているけれど、お寺の境内にあるわけではなく、アパートの隣の空き地にポツンと立っている。

樹齢を感じさせない旺盛な生命力でたくさんの葉を茂らせている様子が、モコモコとして怪獣みたいだ。葉が落ちれば、乳根や瘤があちこちに付いた不気味な姿を見せることだろう。

黄金に輝く姿と、その後の妖怪のような姿の落差。今日はなにかと落差を意識する日だ。

八王子市教育委員会の説明板