2016年1月28日(木)

寺家ふるさと村

神奈川県横浜市青葉区寺家町

水車小屋

その名前から民家園のようなところを想像してきたのだが、どこにもそれらしいものが見当たらない。それもそのはず、寺家町全体が「ふるさと村」として整備されているのだ。

溜池

「自然を大切にしよう」と言ってわれわれが愛する景色は、野生動物が生きる手つかずの原野ではなく、丹精して整備された田畑と里山のある農村の姿だ、と誰かが言っていた。ふるさと村は、まさにわれわれがイメージする「残したい自然の景観」を見せてくれる場所だ。

茅葺き屋根の家でもあれば期待したイメージにピッタリなのだが、そううまくはいかないものだ。水車小屋を見つけたので、とりあえず一枚写真を撮った。みな考えることは同じらしく、散策の人たちが水車小屋のまわりに集まってくる。

谷戸の奥に進むと大きな溜池があった。谷戸田には周囲の里山から湧いた水がふんだんに注いでいるのかと思ったが、実際には溜池に苦労して溜めた水を農業用水として利用しているのだそうだ。