新春たこあげ大会
神奈川県川崎市中原区宮内地内 多摩川河川敷
上を見ることはいいことだ。青い空を見上げているだけで元気が湧いてくる気がする。凧揚げに興じる子供たちの歓声を聞いてそう思った。
お正月には凧揚げと決まっている。決まっているけれど、最近はあまりはやらないようだ。たまに公園で見かけても、夢中になっているのはお父さんばかり。寂しく思っていたらたくさんの凧が揚がるたこあげ大会に出会った。
中原区の子ども会が集まって開く新春たこあげ大会は、今年で35回目。600もの凧が揚がったそうだ。
いつもは下を向いてゲーム機の画面ばかり見ている子供たちも、今日は空を見上げて笑っている。この笑顔が今年の福を呼び込むことだろう。
凧のように志は高く、夢は遥かに、そして今日の青空のように世界が平安でありますように。子どもたちの未来に思いを馳せながら見上げる空は、雲一つなくどこまでも澄んで光に満ちていた。