高垣（カシグネ）
東京都国立市谷保6102
今日は風が強い。おかげで雲が吹き飛んで、きれいな青空が見えるけれど、夜勤明けの寝不足の体にはちょっと辛い。
谷保の農家で風除けと日除けを兼ねた高垣（カシグネ）を見つけた。城山公園の古民家の南側に立派な高垣があるけれど、現役で使われているのを見たのは初めてだ。
木の下の人の背丈ほどの高さが刈り込まれて、生け垣が宙に浮いているように見える。串に刺さったコンニャクの田楽を思い浮かべた。
今日の風は西風だったので、風除けの役には立っていないようだ。そもそも連日強風に悩まされるような土地柄ではないので、防風林の必要性は低いのかも知れない。一説には、家の南側を畑にするので、そこから飛んでくる砂埃を避けるために高垣が必要なのだそうだ。