2016年3月31日(木)

しの字

東京都八王子市東浅川町

しの字

「し」の字。…し?ええっ!何これ!?

しだれ桜を見に興福寺に向かう途中、目に飛びこんできた景色にビックリした。10年前にここを通った時にも、こんな奇、もとい木はあったかなぁ。

住宅地

杉の木が塀を乗り越えて、道路に飛び出している。家から這い出てきた大蛇が、にゅぅっと鎌首を上げているような姿だ。杉の幹のガサガサとした感じが、龍の鱗のようにも見える。

「杉」の名前は、一説には、真っ直ぐ(まっすぐ→すぐ→すぎ)に伸びることに由来するともいわれている。それがなぜ、根元から真っ直ぐ伸びないで洗面台の配水管のようにS字に曲がってしまったのだろう。たしかにしの字の縦棒部分は気持ちいいぐらいにまっすぐ、天を目指して伸びているけれど、塀のところで曲がる理由がわからない。

何かヒントはないかとGoogle Street Viewのタイムマシン機能で2010年8月の映像を見て、さらに衝撃が!なんと6年前には、同じように曲がった木がもう一本あったのだった!

※ 2017年のGoogle Street Viewでは建て替えられていました

2010年8月のGoogle Street View(キャプチャ画面)