2016年4月10日(日)

窪 平

山梨県山梨市牧丘町窪平132付近

信号

一灯点滅式の信号機が交差点の真ん中で四方を睨んでいる。県道(206号と219号)が交差しているのに全方向「注意」なんて、こんな景色を見るのは初めてかも。

雪山

信号機を吊るワイヤーや電線が縦横に走っているのを見て、路面電車が全盛だった頃の東京を思い出した。まわりの建物にも昭和の雰囲気が漂っている。信号の両側には商店や銀行が並びこのあたりで一番の繁華街なはずなのに、こう言っては申し訳ないが、時間に置いてけぼりにされたような風景だ。

交差点からいくらも離れていない民家の塀に、雪をかぶった山の景色を見つけた。富士山のような気もするし、アルプスの稜線のようにも見える。まわりを山々に囲まれているんだからわざわざ塀に描かなくてもよかろうにと思うのだが、郷土愛なのかなぁ。心がほのぼのとした。