動物注意
山梨県山梨市三富川浦1047付近
道端の標識にサルの絵。人もクルマも気にせずに悠然と歩いている。なんの注釈も演出もなく、当たり前の顔をして現れた。
今朝塩山駅を出発してから、ずっと坂道を登っている。平坦な道はどこにも無い。山なしなのに山ばかり。サルがいたって、なんの不思議もない。
台風一過の青空が気持ちいい。風は秋の気配を含んで涼しいけれど、坂道が続けばやっぱり汗をかく。水分が不足して塩気の濃くなった汗が目に入って痛い、痛くて泣くとまた痛い、その無限地獄に難儀する。
なんでそんな思いをしてまでこんな山の中までやってくるのかねぇ。まぁ、オレには関係ないけどね。サル君はそんな顔して横を向いている。
塩山駅から西沢渓谷まで、写真を撮ったり休憩しながらとは言え5時間かかった登りを、帰りは1時間足らずで駆け下りた。
その爽快感があるから山登りはやめられない。