武者小路実篤のマンホール
東京都調布市入間町2-1-2 増田屋前
武者小路実篤記念館の夏休みイベントに、「実篤マンホールで拓本を体験しよう!」というものがあるのを見つけた。
えっ!?実篤マンホールなんてあるの?
武者小路実篤記念館のパンフレットによると、記念館が開館してまもなく調布市水道部が作ったものだという。記念館周辺で道案内的に配置されるものだったのか、市全域で使用しようとしていたのかは不明だが、残念ながら今は使われていない。「高名な作家の作品を踏みつけにするのは失敬だ」と言う意見があったとか無かったとか、詳細は不明だが、市の花・サルスベリがデザインされた現在のものより数倍魅力的にみえる。
実は、一箇所だけそのマンホールが残っている場所があった。鋳物タイプではないので、拓本体験で使用されるものとは別物だが、有名なかぼちゃが描かれた色紙が、賛も含めてカラーで再現されている。「實篤」の署名も入っているので、確かにこれを踏むのはためらわれるかもしれない。
かぼちゃの絵に記念館の外観なども組み合わせてデザイン化したら、反対意見もない良いものが出来たんじゃないかな。ゲゲゲのマンホールもできたことだし、再度トライしてみてもらえないものだろうか。