2016年11月15日(火)

なか安

東京都八王子市暁町1-36-6

天神岬

10年以上前に小宮公園を訪ねた時に見つけて以来、気になっていた「なか安」を見に行ってきた。最初に見た時には、不思議な建物だと思いつつもそれほど深くは心に刺さってこなかった。

日の出

ところが、ある時ふと思い出してからは気になってしょうがない。八王子の北の方は走る機会が少ないので、簡単には再訪できないと思うと余計に、昔見た怪しいイメージが頭の中で膨張して収まりがつかなくなってくるのだ。

特徴的なバルコニーのデザインは、昔の簡易電話ボックスやプールサイドのシャワーのやっつけで作った個室空間にあんな形をしたものがあったような、なかったような…。でもそれは、プラスティックのカバーだったりポリエステルの覆いだったりもっと軽いイメージだったはずだ。昔のパーマ屋さんにあったお釜ドライヤーにも見える。

デザインは軽快なのに、仕上がりは重たくて、不思議な雰囲気を漂わせている。意図したデザインなのか、やむを得ぬ事情によるものか、屋根のないバルコニーやバルコニーのない屋根もあって面白い。

一階に今も営業している料亭のホテル部門として建てられたようなのだが、今は営業をやめているようだ。ところどころにエアコンの室外機や衛星放送のパラボラが見えたり、工事中の覆いがあったりするのは、倉庫か事務所として今も使用されているのだろうか。ネット上にもほとんど情報が無く、謎が謎を呼ぶ雰囲気がまたいっそう興味をそそる。夢に出てきてうなされそうで怖い。