夫婦銀杏
東京都大田区南馬込5-18-7 湯殿神社
大田区立郷土博物館前の坂道が下った先に、住宅の屋根を越えて大きなイチョウの木が見える。近づいてみると湯殿神社の参道に、遠目には一本に見えたけれど、二本のイチョウが並んで立っていた。
夫婦銀杏(イチョウ)と呼ばれているそうだが、こういう時、いつも気になるのはどっちが男(夫)でどっちが女(妻)か、ということだ。ひな人形なら関東雛は左、京雛では右が殿様だけど、自然に生えた木がその通りに並ぶとは限らない。
銀杏(ギンナン)がなる方が女(雌株)に決まっているのだが、見上げてみてもよくわからない。
はてさて、と困って目を落としたら、ははぁん。向かって右の木の根元近くに「もっこり」したものがあるじゃないか。おやおや、お行儀のよろしくないことで。
こちらが殿様ということで、よろしいかな。