2017年1月12日(木)

どんど焼き

東京都町田市小野路町2482付近 / 野津田町906付近

小野路

鎌倉街道(都道18号)の別所交差点付近、小野路宿へと延びる布田道の脇の空き地にどんど焼きのやぐらが建っていた。鶴見川を下った自由民権資料館向かいの空き地にも小さなやぐらが建っている。おそらく、今週末にどんど焼きが行われるのだろう。

野津田

以前、佐須で見たどんど焼きもこんな感じだった。多摩川の河原で行われる大がかりのものとは違って、自治会の回覧板かなにかで周知されるレベルの、地域に根ざしたごくごく内輪のお祭りなのだろう。そのほのぼのとした雰囲気に心が温まる。

昔はこんな風に地区ごとにこぢんまりとお正月の送り火をしたのだろうかと思って、はて、子供の頃どんど焼きなんて見たことがなかったなぁ、と思い直した。

当時は、いろんなことがどんどん変わっていく中で、古いものを軽んじるような風潮があったのかも知れない。住宅建築ラッシュの時代に火を使うことは危険だとされたこともあっただろう。単にわたしの興味の対象が変わっただけなのかも知れないが、最近、どんど焼きに出会う機会が多い。

このどんど焼きが近年再開されたものなのか、連綿と続けられてきたものなのかはわからないけれど、こういう行事を通して心の豊かさを取り戻すようなことが、今は求められているのかなぁ。そんなことをぼんやりと考えた。