外輪山警備派出所
東京都大島町元町字上山
三原山登山道路の終点、山頂口の派出所前にパトカーが止まっていた。車には詳しくないのだが、スズキのジムニーかな。後部にスペアタイヤを外付けした山岳仕様だ。
子供の頃に愛読した絵本「しょうぼうじどうしゃじぷた」の名場面が胸の内に甦ってくる。小さいけれど山坂も難路もものともせず、きびきびと働くじぷたのパトカーバージョン。今風にきれいな格好をしているけれど、芯は強いガンバリ屋とみた。
交番(警視庁大島警察署外輪山警備派出所)の上に載っている丸いものは何をデザインしたのだろう。火口のまわりを一周するお鉢巡りからイメージした鉢かな?
その上にある鉄骨は、デザインというよりは、不慮の噴火に備えたガードだろう。凶悪犯よりも、過激派よりも、火山が怖い。その物々しさにドキッとする。三原山の最後の噴火(1986)から30年、それを昔と言うか最近と思うか。御嶽山の噴火(2014)も記憶に新しい今、改めて火山の怖さを再認識した。