大島公園椿園
東京都大島町泉津字福重2
「スタンプラリーのスタンプはこちらですよ〜。」
大型バスを降りた観光客を誘導する声が遠くからも聞こえる。その声に誘われるようにして、大島公園に到着した。
島は椿まつりの真っ最中。椿園前の広場には舞台が設けられ、そのまわりをおみやげ屋さんのテントがぐるりと囲んでいる。
春の木と書いて椿。とはいえ、わたしには冬の木というイメージの方が強い。それがここでは、青空の下で「春だよ〜、春が来たよ〜」と歌っているかのように明るく、元気にたくさんのツバキの花が咲いている。大きくて美しい花が咲き誇っている様子は、バラ園にも似て華やかだ。
ここは約1,000品種3,200本の園芸種とヤブツバキ約5,000本が咲く国内最大級の椿植物園で、国際ツバキ協会から国際優秀つばき園に認定されている。東京ドーム約1.5個分(7ha)の広い園内を歩くのは一苦労だが、それに見合うだけの楽しみがある。入口付近の花をちょろっと見るだけで帰ってはもったいない。尻尾の先まであんこの入った鯛焼きのように敷地の奥まで充実しているので頑張って回ってみよう。
おみやげに椿油のシャンプー・リンスと、椿油入りのどら焼きを買った。ん?これってあんこ椿の洒落?