与那国馬
東京都大島町元町
三原山の頂上に近づくと、道路脇にコンクリート製の頑丈な建物が見えてきた。噴火対策の避難小屋だろうか。周回道路では土管を横に寝かしただけのものを見かけたが、さすがに山頂近くは対策がしっかりしている。
…と思ったら馬小屋だった。
もちろん避難小屋も兼ねているのだろう。並みの厩舎の何倍も頑丈にできている。
海に向かって開けた牧場でのんびりとエサを食べていたのは、ポニーのように小さくて、ずんぐりむっくりした勤労馬(?そういう言い方ってあるのかな、競走馬じゃないヤツね)。与那国馬という日本固有の在来種だそうだ。
どういういきさつで与那国島から大島に来たのかはわからないが、山頂周辺での乗馬トレッキングやふれあい体験(ホースセラピー)などに活躍しているらしい。
遠い南の島から東京に出てきてお仕事するお馬さん。東京とは言っても、生き馬の目を抜く大都会じゃなくて良かったね。