風の塔・海ほたる
神奈川県川崎市川崎区浮島沖合 / 千葉県木更津市中島地先
ちょうど日が沈む頃、横浜から川崎あたりの沖を通過する船の左側に大きなヨットのようなものが見えてきた。東京湾アクアライン(東京湾横断道路)の、海底トンネル部分の換気施設・風の塔だ。
印象的な塔のデザイン決定には澄川喜一と平山郁夫が携わったと言う。澄川喜一は安藤忠雄と共に東京スカイツリーの設計監修を行った人なのでわかるとして、シルクロードの絵で知られる平山郁夫の名を聞くとは以外だ。あの縞模様は、東京湾を行き来する船舶からの視認性を考慮してデザインされたそうだ。
反対側、右舷の先に目をやると、風の塔の下を通る海底トンネルの出口、海ほたるが海の上に顔を出している。千葉側に向かって高架道路が延びている。港に延びた長〜い桟橋の先に豪華客船が繋がれているような景色だ。
風の塔には、もちろん、一般人は立入禁止。海ほたるにも、自転車では行けないのでわたしには縁がないなぁ。