多摩川中央公園のしだれ桜
東京都福生市北田園一丁目先
睦橋上流側から多摩川中央公園にかけての多摩川土手には、多摩川流域でも屈指の桜並木が2.5kmに渡って続く。その桜も葉桜になりお花見シーズンも終わりという時期に、最後を飾るように中央公園のしだれ桜が満開になった。
紅シダレの少し濃いめのピンクが青空に映えて美しい。振り向くと、雪をかぶった富士山が多摩川の向こうに顔をのぞかせている。上流に目をやれば奥多摩の山々。御岳山の山頂近くに集まる宿坊の姿もくっきりと見える。
多摩川中央公園は、遊び場の観点から見れば、広場やせせらぎが適度にあるほかは特に特筆することもない平均的な公園かもしれないが、とにかく眺望が良いところが素晴らしい。桜もソメイヨシノに片寄らず、こうしてしだれ桜も見られて、ポイントが高い。
多摩サイを走ってくると、ゴールの羽村堰がもう間近なので先を急ぎたくなるけれど、ここはグッと抑えて、特に天気の良い日は山並みを見ながらひと息つくことをオススメしたい。
（参考）2017年の東京の桜開花宣言は3月21日でしたが、4月になってもほとんど咲かずやきもきしました。