2017年8月24日(木)

います

宮城県石巻市桃浦字米久保5番地 荻浜小学校

木像

小学校の教室に立てられた無数の薪?。床を覆い尽くし、溢れたものは黒板や窓際の棚などすべてのスペースをも埋めつくす勢いだ。

薪の様に見えるけれど、いくつかは彩色されて人の姿をしている。一つ一つが東日本大震災で被災した方々をイメージした木像になっている。

群像

木像の数は3,978体。その数は、東日本大震災の石巻市での死亡・行方不明者数(2017年6月時点)を表している。

迂闊にも、この文章の最初に「無数の」と書いてしまったが、被災者も一人ひとりが大切な個人であって、「多数」とか「何千」「何万」などと一括りにされる存在ではない。約4,000ではない3,978人という数字に向き合うことで、その思いを新たにする。

1日10体制作しても1年かかる数だ。見る前は円空仏のようなものを想像していたのだが、さすがに短期間でその完成度は難しいのだろう。作者のパルコキノシタは現地に移住して、会期中も1日平均約40体ペースで木像を制作しているというが、ほとんどは未完成の様に見える。完成した暁にはどんな光景が現れるのだろうか。

Reborn-Art Festivalの終了後も制作は続く予定だ。