2017年10月10日(火)

広電(広島電鉄)

広島県広島市西区/中区/南区・廿日市市

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広電は楽しい。

「路面電車」という存在自体が魅力的なのはもちろん、それが縦横無尽に市内を走っているので、原爆ドームも宮島も、お城や美術館にも、どこへ行くにもあのかわいらしい電車に乗っていくことができる。

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80年代に初めて乗った頃は、京阪神や九州さらにドイツなど国内外から各種車輛を集めて、さながら電車博物館のようだった。現在は車種が減っているけれど、新型の超低床車両(LRV(Light Rail Vehicle))にも乗れて、新旧さまざまなバリエーションが楽しめるところも楽しい。

路面電車とは、その名の通り車道に敷設された線路(併用軌道)を自動車と共存して走る鉄道だ。厳密には軌道法という法律で管理される対象が路面電車とされている。広電は総延長、利用客数共に日本一の路面電車と言われることがあるが、市内と宮島口を結ぶ宮島線は鉄道事業法で管理される専用軌道なので、厳密には正しくないことになる。

とは言え、市内も宮島線も同じ車輛を使って直通運転もされているので、宮島線も含めて路面電車と言っても一般庶民レベルでは許されるのではないかな。「名実ともに」とは言えないけれど、車種の多さも含めて、やはりわたしには広電が一番だ。