2017年11月29日(水)

慶應義塾大学のイチョウ並木

神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1 日吉キャンパス

車道

私の親はミーハーだったので、大学受験では実力とは関係なく早慶を受けさせられた。もちろん箸にも棒にもかからなかったけれど、その時に初めて慶應大学が日吉にもあることを知った。早慶はじめ有名大学は皆都区内にあると思い込んでいたので、まさか多摩川の川向うの神奈川県にキャンパスがあるとは夢にも思わなかった。

歩道

慶應義塾大学が日吉にキャンパスを開いたのは昭和9年(1934)。いまでは珍しくないキャンパスの郊外移転の先駆的な例と言えるだろう。

その日吉キャンパスのイチョウ並木が見事に黄葉している。開校当時からあるのかどうかはわからないが、木々は高く大きく枝を広げ、歴史を感じさせる佇まいだ。

黄金色に輝く道を自転車でぐるりと回ってみたかったが、並木道の中央に警備員さんが仁王立ちしていて近寄りがたい。こそこそと横に回り、信号待ちをするようなふりをして2、3枚の写真を撮った。

改めてよくみると、学生(塾生)以外の人もイチョウの下を歩いている。ベビーカーも見えるので、一般の人がキャンパスに出入りしても何の問題もなかったようだ。小心者の自分に苦笑いしながら、先を急いでキャンパスを後にした。

やっぱり慶應なんかに入れる器じゃないってことだよね。